建築業界の人手不足は今後も加速する?

今、私たちが携わっている建築業界で深刻な問題となっていることがあります。
それは『人材不足』です。単純に人手がまったく足りていない状況が続いております。
しかし、なぜ人手が不足しているのでしょうか? 考えたことはありますか? 今ご自身が関わっている環境の未来はいったいどうなっているのか?

そもそも、建築業界で人材不足が顕著に騒がれ出したのは、今に始まったことではございません。2000年を境に減少傾向は続き慢性的な人手不足の業界と言われてきておりましたが、近年は更に深刻化している状況です。

実際問題として、東日本大震災の復興や東京オリンピックなど建築に関係する仕事は大きくは減っておりません、ですが、職人の不足により受注ができない企業も増えているのも事実です。



他にも受注が行えない理由としては、2022年現在の物価高は建築業界にも影響を及ぼしており、更に若手がいない職人の世界では労務費が上がっているため、企業や国の予算を越えているパターンが増えております。
全産業の55歳以上が占める割合は約28.7%に対し建築業界に限定すると約33.6%と大きくひらいております。
また、若手(29歳以下)の比率は約11.1%で他の産業の平均は約16.7%とここでもひらきがでております。

ビルや建物を建てたくても、順調にはいかないのが今の日本ということを理解してください。
これまで緩やかに減少を続けていた業界でしたが、職人が一気に離れた出来事があります。
それは『リーマンショック』と呼ばれる出来事で、日本の建築業界は大打撃を受けました。

需要は激減し、職人さんたちは次々に離れてしまったのです。
生きていくためには、働かなければならないがその働き口がない状況に陥ってしまったのです。

そのリーマンショック後から徐々に回復し、今では先ほども述べたように需要の比率が大きくなりつつあります。
企業側とは以前活躍していた職人さんたちを呼び戻す運動なども行いましたが、結果としては現場に戻ってきておりません。

こうして、今の建築業界の深刻な人材不足があるのです。もちろん、鳶職の世界でもそうですし、型枠などどの分野においてもこの問題を抱えていると言っても過言ではありません。
地方の小さな工務店さんでも、若い人を常に探しております。
「えぇ……じゃぁ、この世界に未来はないの?」と、思ってしまう人もいるかもしれません、しかし、それは間違いです。
なぜならば、活躍できるチャンスが多いということです。人が少なければそれだけ頑張れば早く出世できたりする可能性は高くなっているといえます。
もちろん、努力が必要なのは忘れないでください。ですが、その努力した分が自分にきっちりと返ってきてくれるということも覚えておいてください。



確かに、他の業界に比べて厳しいという印象はあるかもしれませんが、いま働きたいと思っている若い人や転職を考えている人でも構いません、是非夢と未来がある建築業界へチャレンジしてみてください。
私たちはお待ちしておりますし、全力で応援させてください。

今後の日本の未来を担う方々と今まで支えてくださった方々に感謝を込めて、2022年最後の更新といたします。
本当にありがとうございました。
何卒、今後も弊社をよろしくお願いいたします。

現場の方々を全力で支え応援する。

作業衣屋 さぎょうぎや
〒179-0074 東京都練馬区春日町 2-12-2
営業時間 | 平日土曜 6:30-20:00 / 日曜祝祭 10:00-20:00
電話 | 03-5241-6564
FAX | 03-5241-6580

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