ISO9000シリーズ
目次
最近よく目にするISO9000など、何のことなのでしょうか?
今回はISO とは何の事なのか少し書いてみました。
ISO9000とは
ISOとは国際標準化機構の事でそのうちのISO9000シリーズは品質保証の為の国際規格で5つの規格から構成さ れています。
1: ISO9000-1 品質管理および品質保証の規格
第一部: 選択および使用の指針
2: ISO9001 品質システム
設計・開発、製造、据え付け、および付帯サービスにおける品質保証モデル
3: ISO9002 品質システム
製造、据え付け、および付帯サービスにおける品質保証モデル
4: ISO9003 品質システム
最終検査・試験における品質保証モデル
5: ISO9004-1 品質管理および品質システムの要素
第一部: 指針
ISO9000-1
こちらはISO9001~ISO9004-1の規格をどのように使い分けるか説したものです。
購入者(お客様)の立場から供給者(メーカー等)に要求する品質システムのモデルを定めたものです。
ISO9001
生産者が設計・開発、製造、据え付け、および付帯サービスまでのすべての業務を実施している場合に適用する規格で、もっとも完全なモデルです。
ISO9002
設計がすでに確立している場合、または購入者あるいは外部から与えられている場合で、生産者が製造、据え付け、および付帯サービスを実施しているときに適用する規格です。
ISO9003
設計、製造、その他の使用方法が長時間にわたって確立していて、品質保証要求事項が最終検査、最終試験で十分とされる場合に適用する規格です。
ISO9004-1
供給者のための規格。
品質管理活動の一般通則で、生産者が品質管理を行うときに何をしなければならないかという指針を示すものです。
供給者の行うべき品質管理活動の手引きであって、強制力はありません。
とありますが、ようするに、つくる側が製品等の設計~製造~管理体制まで含め てお客様の立場にたってよりよいモノづくりやサービスを提供するための規準のようなものです。
そして、ISO14001などはさらに環境問題を取り入れた規準です。
建設業や製造業では、このISO9000シリーズを取得し次にISO14001を取得していっているようです。
(働く人のメールマガジン 2000年12月11日(月)より)